反日プロパガンダをめぐる情報戦の最前線から戦況を報告いたします。歴史戦勝利のための傾向と対策マニュアルになれたらと思います。いうほど速報じゃないですヾ(- -;)

【中国からみた北朝鮮】「北朝鮮ミサイル問題」を中国人学生はどう考えているのか?

  

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今回はちょっと趣向を変えて、最新の記事をネタにしてみます。

俎上に上げるのは、『ダイヤモンドオンライン』に掲載されていた中国問題に詳しい国際コラムニスト・加藤嘉一氏の「『北朝鮮ミサイル問題』を中国人学生はどう考えているのか」という記事です。

http://diamond.jp/articles/-/125959

といっても加藤氏の主張に異を唱えようというのではありません。そもそも加藤氏はここでとくに独自の主張を展開しているわけではありませんし‥。そうではなく、ここで俎上に上げたいのは、記事の中にある中国人学生の議論です。

みなさんはここにある中国人学生の議論に対してどう思いますか? そこから何をくみとりますか? 北朝鮮問題をどう考えますか? よろしければ思うところを自由に吐露していただければと思います。下のコメント欄がこの問題に関心をもつ人たちにとって有意義なディスカッションの場になることを希望します。

ちなみに私が感じたのは、「中国人はやっぱり歴史を知らないんだなあ」ということです。

ここでいう歴史というのは、もちろん朝鮮半島をめぐる歴史です。

近現代史にかぎっていえば、朝鮮半島はロシア、後にソ連(さらに戦後は中国)とそれに対抗する日本(のちに米国)との角逐の場でした。

日本が朝鮮半島を併合したのはロシアの南下政策に対抗するためでしたし、満州国を建国したのも共産主義国家ソ連による膨張政策(赤化政策)を防ぐのが目的でした。

朝鮮半島は、日本にとって、またアジア全体にとっても防共の砦だったのです。しかし、愚かな米国は日本に戦争をしかけ、その砦を台無しにしてしまいました。戦後、米国が朝鮮戦争を戦い、韓国に米軍を駐留させたもそのせいです。米国はかつての日本の肩代わりをせざるをえなくなったのです。

ソ連、中国側から見ても同様でしょう。朝鮮半島は歴史的に拮抗する大国同士の攻防の最前線であり、両者の緩衝地帯でもあったのです。北朝鮮問題は、第二次大戦後、なんの理由もなく突然降ってわいた問題ではないのです。

しかるに、このディスカッションからは、そのような歴史的背景をきちんと知った上で発言している学生は皆無のように見えます。

そのせいか、中国人学生たちは、群盲像をなでるのたとえのごとく、問題の核心に迫れないまま、いたずらに無理なつじつま合わせだけをしているように見えます。そこには意図的に盲目にされた学生たちの絶望的な知的限界さえ看取できます。

ある意味、それは中国共産党政府によるねつ造歴史教育の必然的な結果であり、自らの愚民化政策が作り出した教育システム上の欠陥であるといえるでしょう。

もちろん、日本あるいは米国にしてみれば、中国人がそのまま無知でいてくれた方がむしろありがたいという側面もあるかもしれません。

しかし当然ながら、真実の歴史を学ばなければ正しい政治的判断を下せる人材は育ちません。そしてそうした人材が育たなければ国家の将来もまた危ういものとなってしまいます。このまま真実の歴史に目をつむり、ねつ造歴史を垂れ流し続けるのがそろそろ限界に近づいていることはおそらく中国政府も気づいているはずです。

とはいうものの、真実の歴史を知る人が増えれば、中国共産党がその正統性の根拠に据えている官製歴史が揺らいでしまう恐れがあります。そこにある嘘が暴かれてしまう可能性が出てきます。そうなれば、易姓革命の歴史が示すように、現代の「王朝」である中国共産党政府もまた「徳を失った王朝」として民衆から打倒の対象となってしまう危険があります。

これは、中国共産党にとってはまさに痛し痒しの状況といえるでしょう。

 

「北朝鮮ミサイル問題」を中国人学生はどう考えているのか

加藤嘉一:国際コラムニスト

http://diamond.jp/articles/-/125959

以下、記事の「ディスカッション部分」を転載してご紹介いたします。

 

先週、遼寧大学国際関係学部で私が担当する大学院生の授業で「北朝鮮の核問題をどう解決するか?」と題したディスカッションを行った。少人数で3時間半、忌憚のない討論ができた。

私の記憶と感覚からすると、前回中国共産党大会が行われた2012年までは、中国の世論や巷で北朝鮮に関する問題が提起されたり、議論されたりすることは稀だった。官製メディアによるトップダウン型の報道や当局による、“中朝友好”を強調するような声明は発せられていたが、民間や市場がそれに応える動きは相当程度限られていたように思う。

そう考えると、ここ5年ほどで中国世論・人民の北朝鮮、そして北朝鮮問題への関心度は見違えるほど高まったと感じている。本稿では以下、学生らとのディスカッションの模様を可能な限り生々しく伝えてみたい。目的は、中国で一定程度の教育を受けた人民が朝鮮半島の現状、そして中国としてどうすべきかをどう見、考えているのかを掘り起こすことにほかならない。学生は一律に同大同学部の修士課程で学び、男性が多く、出身は全国各地バラバラである。

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ディスカッションの冒頭で、「そもそも北朝鮮の核問題とは何か?」という定義の部分を議論した。日本で一般的に言われる“北朝鮮の核問題”は中国語で“朝核問題”と呼ばれる。中国語では北朝鮮を“朝鮮”、韓国を“韓国”と書き、呼ぶ。少なくとも言語上では“北”の文字は出てこない。もちろん、中国人民も“朝鮮”が分裂状態にある南北朝鮮の北側に位置している事実は承知している。

問題は“朝核問題”が何を意味するかであるが、学生たちの認識は中国当局が朝鮮半島政策で目標として掲げる“朝鮮半島の非核化”および“朝鮮半島の平和と安定”の影響を深く受けているようであった。

というのも、「“朝核問題”と言う際、直接的に指すのは北朝鮮が核開発・実験を行い、半島情勢を緊張させている事態を指すが、間接的、より根源的に言えば、南北朝鮮が分裂・敵対状態にあるなかで、韓国に核能力を持つ米軍が駐在している現状も軽視できない。従って、南北朝鮮から核兵器・核能力が除去されて“朝核問題”は初めて解決される」(男子学生A)というのである。

いきなり私が問題提起したかった本題に入ってきた。中国は韓国に駐在する米軍の存在を脅威に感じている。最近、これでもかというほどに強烈に反対してきたTHAAD(高高度追撃ミサイル)の配置問題からもその心境が伺える。

仮に北朝鮮の核問題が何らかの解決を見る、挑発的行為を繰り返す北朝鮮の現政権が崩壊する、あるいは朝鮮半島が何らかの形で統一されたとして、在韓米軍(統一後は在朝鮮半島米軍)は朝鮮半島に残るのかという問題である。

学生らは「もちろん、その際には米軍は撤退すべきだ。北の脅威はなくなったのだから。残り続ける根拠はなくなる」という考えをほぼ一律に披露した。  続けて私は次のように問題提起した。

「しかし、在韓米軍は実際に、特に長期的スパンにおいては中国の台頭を想定しているのは疑いない。だからこそ、中国もTHAAD配置に反対しているのだろう。だとすれば、米軍はかなりの確率で統一後も残ろうとするだろう。しかも、統一後の朝鮮も陸続きの中国を安全保障上の脅威だと見なすことは必至である。イデオロギーでつながっているとされる現在の北朝鮮でさえ中国を信頼していない。脅威にすら思っている。米軍サイドだけでなく、朝鮮サイドも米軍の残留を望むだろう。皆さんどう思うか?」

「そのとおりだ。やむを得ない。ただ38度線以南というのが前提だ。それ以上の北上は中国としては受け入れられない」(男子学生B)

「いや、仮に米軍が残るなら中国人民解放軍も38度線以北に駐在すべきだ」(男子学生A)

「そんなことは不可能だ。残るのとこれから出るのでは訳が違う。統一朝鮮が解放軍の駐在など許すはずがない」(男子学生B)

「それなら中朝国境に非武装地帯を設け緩衝地帯とすべきだ」(男子学生A)

続けて、私はこれまた心底質問したかった問題を提起した。

「最近の中国指導者の発言を見ていると、戦略的忍耐が尽きているのは米国だけでなく、中国としても北朝鮮の横暴に対して我慢の限界に近づいているように感じる。中国として本当にもうできることはないのか?この期に及んでも、中国はまだ金正恩に手を差し伸べようとするのか?皆さんどう思うか?」

複数の学生が首を横に振っている。教室で最も頻繁に発言する男子学生AとBを含めてである。

「まだまだだ。仮に中国がすべてのエネルギー・食糧援助を止めれば、北朝鮮は核実験すらできない。政治・外交ルートを通じても中国は金正恩を止められる。止めないだけだ」(男子学生B)

この考えは、先日、私が北朝鮮問題について北京で話を聞いた国家安全委員会(委員長は習近平)のスタッフの話とも一致する。

「私も賛成だ。中国は止められるのにあえて止めないだけだ」(男子学生C)

学生Bは中国で言うところの“右”の学生で、極めてリベラルな思考をする。この情報封鎖に関しては、現体制への余りある皮肉を込めて放っていた。

学生たちとは「中国にとって現段階で想定できる最悪の事態は何か?」についても議論をした。この点に関しては、皆一律に「中国の国境付近、周辺地帯で戦争が起こること」という回答であった。その意味で、「いま中国が最もすべきことはトランプ大統領を説得して、米国の北朝鮮への先制攻撃を回避すること」(男子学生E)だと主張する。これに異を唱える者はいなかった。

最後に聞いた。

「先程の“引き伸ばす”作戦は、現実的ではあるが苦肉の策だと私は理解した。それでは、中国として最も望む朝鮮半島の在り方は何か?」

沈黙していた男子学生Fがそれまでの議論を総括するかのように口を開く。

「南北朝鮮が分裂状態を維持する前提で、北朝鮮の政権が変わることです」

皆賛同している様子だった。中国の面子を立てないどころか、脅威にすらなる金正恩政権に代わって、より制御可能な政権が北朝鮮に誕生し、その過程で核兵器の開発やミサイル発射を停止する局面を指すのだろう。

最後の最後に聞いた。

「現状下で、ニクソンショックのごとく、米国と日本が同時進行で北朝鮮との国交正常化に乗り出すとしたら、中国はどう対応するか?

しばらく黙っていた学生Aが答える。

「公に反対はしない。する資格もない。しかし、水面下で北朝鮮と緊密に接触し、条件を付けることで、中国の地政学的国益を守ろうとするであろう」

http://diamond.jp/articles/-/125959

 

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